出典: http://blog.with1.co.jp/

圧迫感からの開放。天井リノベーション!

「うちの天井低いな~…。どうにかしてゆったりとした空間を手に入れたい」という方に朗報です!思い切って天井のリノベーションを行うことによって、理想の空間作りができるのです。「そうは言ってもやり方が難しそう……」と思われる人もいそうですね。安心して下さい。こちらの記事をしっかり読めば、それほどハードルが高くないと分かるはずです。それでは早速見てまいりましょう!

和室編その①

最初にすることは、天井裏がどのようになっているのかの確認です。ノコギリでギコギコ切りながら天井を開いていきます。注意してほしいのは配線の存在。もし間違って配線を切断してしまうと大変なことになりますので、慎重に切り進めていきましょう。穴の大きさですが、30cmから40cmほどで問題ありません。

これは中を確認してみないと分からないことなのですが、一度リフォームされている部屋の場合、ノコギリで切断すると古い天井が姿を現すことがあります。中に隠されていたわけですが、そういう時はまず旧天井の壁紙をはがしていきましょう。そして工具を使いながらビスを抜いていきます。全てのビスを外すと、ボードも外れるようになっているはずです。続いて下地を外していきましょう。
 

和室編その②

穴を開けてみると古い天井がないケースについて説明していきます。まず板を外して下地に打ってある釘を、取り外していきます。抜きづらい場合は、バールを使うといいでしょう。抜けそうな釘は素手で抜いていけば、板を外していけるはずです。

作業中に釘がさびついて上手く抜けないものが出てくるかもしれません。そういったときは、電動のノコギリや金属のノコギリを使って、釘ごと切ってしまうとスムーズです。そもそも釘が見あたらない板は外すのが困難です。その様なものを目の当たりにした際は、電動工具を使って直接板を切っていきましょう。思い切って深く工具の歯を入れてしまうと、切る必要のないところまで切断してしまうかもしれないので、ゆっくりと切ることを心がけましょう。

石膏ボードが使われている洋風の天井その①

洋室の天井は必ず石膏ボードが使用されています。ボードがビスで固定されているだけという、かなりシンプルな構造。石膏のボードはかなり薄いため、簡単にはぐことが可能です。照明は早い段階で外すようにしましょう。今の家ではほとんどがシーリングローゼットになっているはずです。根元をぐいっと回転させれば、すぐに照明を外すことができます。

天井はバールで破壊しましょう。この工程のみ少々力が要るものの、このあとの作業はかなり楽になります。石膏ボードを手ではがしていきましょう。慌てる必要はありませんので、ゆっくりとボードはがしを行います。脚立に乗っての作業になりますので、くれぐれも焦りは禁物。怪我をしてしまっては元も子もありません。時間が夜にさしかかると、照明が必要となります。

しかし天井に設置されていたものは、撤去してしまう流れとなりますので、別の明かりを用意する必要があります。プロが現場で使用するクリップナイトを使うと便利です。かなり強い光を放ちますので、作業がしやすくなります。ここまでくれば骨組みがむきだしになっているはずです。配管がどうなっているのかもチェックしておきましょう。
 

石膏ボードが使われている洋風の天井その②

インパクトドライバ、バール、トンカチを使い分けながら釘やビスを外していきます。それが終了したら廻縁(まわりぶち)に取り掛かりましょう。耳慣れない言葉かもしれませんね。廻縁とは、壁と天井の境にある木目調の細い板です。これがそのままになっていたのでは格好がつかないため、取り外さなければなりません。

廻縁の隙間に工具を入れて、それをトンカチなどで叩いていき、ゆっくりと手で外していきます。次にカッターを用意しましょう。石膏ボードの端にカッターの歯を入れて、切断していきます。これで解体は終了です。乱暴に言うならば、ここで壊したのと反対のことをすれば天井リノベーションは完成です。新たに作る壁の長さに合わせた木材を用意し、それをビスで固定します。新たな石膏ボードを設ける必要がありますので、それを支えられるように木を組んでいきます。下地を調整したところにボード、ベニヤ板をペタッと貼り付ければ、できあがりです。

まとめ

天井のリノベーションについて詳しく見てきました。最初は「そんな大胆なことをやって大丈夫なの……!?」と心配になるかもしれません。しかし実際にリノベーションを行ってみると、まるで別空間のようになった内装に満足できるはずです。

作業していて面白いのは、どういった構造によって家が作られているのかが分かることです。天井の中には様々なものが隠れています。普段は目につかないものが、上手に収納されている無駄のなさに舌を巻くかもしれません。上部に空間的な余裕がほしい場合は、思い切って天井に着手してみるのもひとつのやり方と言えるでしょう。中古マンションのオーナーの人は、内装を思い切って変えることで新たな客の獲得ができるようになるかもしれません。