出典:http://rubeshibe-cci.org/

現在、空き家を所有しているけれどもどうしたらいいか困っている方はいらっしゃいませんでしょうか。空き家問題は、全国各地で発生しているのですが特に地方の方に多く、実家を相続したのはいいものの活用出来ずにいる方がいます。

空き家のほとんどは人の手入れが行き届いていない場合が多いです。そうなると、どこかの壁に亀裂が入ったり、塀が脆くなっていたとしても誰も気付かずに放置してしまうのです。亀裂が入った段階ならまだ処置のしようがあるかもしれませんが、塀が倒れたり建物自体が倒壊してしまうと周りの方に危険を及ぼす可能性もあります。また、空き家に放火をする者も出てきていることから治安の面でも空き家は早急に解決しなければならない問題です。

定期的に掃除に行くのも面倒、手放すに手放せないという方のために空き家の活用方法について簡単にまとめてみました。

空き家の活用方法1 「貸してしまう」

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まず誰かに貸してしまいましょう。貸してしまうと言ってもこれにも色んな方法があります。空き家バンク、シェアハウス、民泊などがあります。

各地方自治体では空き家対策として空き家バンクというのを設置しています。空き家バンクに登録をすることですぐに空き家を見つけやすくなるのと、リフォーム等が必要になった時に費用の助成をしてもらえることがあるのです。全ての物件で助成をしてもらえるわけではありませんが、制度を利用して費用を安く抑えることも可能です。

今、人気であるシェアハウスに空き家はピッタリだと思います。地方にある空き家は1人で住むには広すぎるため誰かとシェアして住む方が賃料も折半出来ますし都合が良いのです。シェアハウスであれば1人以上入居者が居れば賃料を徴収することが出来るので集合住宅のように空き部屋対策をする必要もないのです。

最近、訪日外国人も増加しており問題となっているのが宿泊施設不足です。ホテルや旅館では足りなくなり、ブティックホテルにまで泊まる方も出てきているのです。そこで空き家を民泊として活用してしまうのもありだと思います。民泊として経営するには旅館業の手続きが必要になり物件の管理ももちろん行わなければなりません。民泊に関しては法整備が行われ規制緩和がされるそうなので、着手しやすいと思います。

空き家の活用方法2 「自分で使う」

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空き家を自宅またはセカンドハウスとして使います。今の住んでいる家を手放すことになり、場合によっては環境が大きく変化するかもしれないのでなかなかこの決断を出来る人はいないかもしれません。

セカンドハウスも2つ目の家を持つことと一緒で空き家であることには変わりないです。おそらく定期的に利用をするのですから管理がされていないといけないでしょう。空き家対策特別措置法による行政指導では、年間で利用実績がない家を空き家と認定してしまいます。ですので1回でも利用があればその対象外になります。自分で使わなかったとしても子供や孫の世代で使うこともあるので残しておいてもいいかもしれません。自分で手入れが出来ない場合には専門の業者に頼むのも1つの方法です。

空き家の活用方法3 「更地にして土地を貸し出す」

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空き家を全て解体し土地を貸し出す方法があります。土地を管理会社に貸し出すことで有効活用してもらうのですが例えばコインパーキングやコンテナ倉庫になるのです。このように貸し出すと収入を安定して得ることが出来ます。また、ただ更地のままで置いておくよりコインパーキングなどとして使用することで治安の向上や防犯対策にもなります。

管理は全て会社が行ってくれるので手間もかかりません。土地を貸し出すだけで管理もしてもらえ、収入を得ることが出来るので一石二鳥だと思います。

空き地の活用方法4 「リノベーションして起業」

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手入れが出来ておらずところどころ修理が必要になっている空き家をリノベーションしてお店として使う方法もあります。実際趣味や特技を活かして仲間と共にお店をオープンする人も増えています。

田舎や山の中でお店を開いたことで過疎化していたその地域に賑わいが戻ってきたという話もあります。やりたい仕事を気の合う友達と行い、地域にも還元出来ることはとてもやりがいを感じられると思います。

まとめ

このように空き家を有効活用する方法はたくさんあります。空き家を簡単に手放すことは基本的に難しいとは思いますが現在の持ち家があったり、働いている場所のことを考えると住むわけにもいかないと思います。せっかくある持ち家の1つですから、自分や他の人にでも活用してもらえるように工夫をしましょう。

今、使わなかったとしても定期的な手入れをしていることで利用しようと思った時にいつでも使えるようになります。最近では脱サラや定年後に田舎へ住むのが夢だという方も増えていますのでそのために自分好みの家を作ってしまう、またはお店を開くのも良いと思います。もし使っていない空き家がありましたらぜひ有効活用を検討してみてください。