リノベーションに興味を持っている人は、年々増えていっているようです。しかしリノベーションを行う前に例えば「どれくらい費用がかかるの?」「保証はどうなってるの?」「耐震補強することは可能?」といった様に、色々と不安を抱くこともあるでしょう。そこで今回はそういった不安を打ち消してもらえるように、リノベーションのあれこれについて詳しく語っていきます。
費用に関して
やはりお金に関して気になっている人が多いのは事実。予算次第で何ができるのかが、大きく変わってきます。費用が500万円までしか出せない場合は、全ての間取りに着手することは不可能です。一部の間取りでしたら、実現できます。
500~1000万円ほど予算があれば、間取りを変えることだけではなく、増築や耐震補強まで出来ることの可能性が一気に広がります。もちろんデザインをよりスタイリッシュにすることできます。機能性とデザイン性の双方のグレードを上げることができるのです。局地的なリノベーションでしたら、そのまま住み続けることもできますが、大規模な工事を行う場合は、別の場所でしばらく生活しなければいけません。
そこでの居住にかかるお金も頭に入れておきましょう。家具を全て一旦、移動させなければならないケースでは、どこかのトランクルームで保管してもらう必要が出てきます。そこに関して費用は発生するのです。この様にリノベーションと言っても、改築のみに費用がかかるケースとそうでないケースの2通りがあるのです。
ホームインスペクション
建築士と言った住宅に関するスペシャリストが、「果たして欠陥は見られないか?」などを診断することがホームインスペクションなのです。住居に関することは専門的な知識をもっていなければ、判断のしようがありません。そういった人達のために、建築士などが「この家はどれくらい劣化しているのか?」などをチェックしてくれるのです。
国土交通省は「ホームインスペクションをもっと普及させたい」と考えており、力を注いでいます。まだ深く浸透しているとは言いづらい状況ですが、段々と増えていきつつあると言っていいでしょう。最も主流のインスペクションは、中古の住宅を買ってみようかと考えている人に、ひとつの判断材料としての検査や、仲介業を営んでいる会社が中古住宅の売買を活性化させたりするものです。
どれくらいの料金で依頼できるかですが、5~8万円が相場であると言われております。なお耐震診断を依頼する場合は、別途費用が発生します。お金はかかりますが家に関するプロに診てもらうことで、安心が手に入ります。ホームインスペクションは、今後はもっと利用者数が増えていくことでしょう。
耐震性は高めることができるのか?
ここ数十年の間に大規模な震災が起こったこともあり、耐震性を気にする人が急増しています。結論から言うならば、耐震性を高めることはできます。木造の場合は比較的安い費用で補強工事ができます。マンションで行う場合は、かなり高額な費用がかかります。木造のリノベーション物件を購入してから工事を実施すれば、思っていたよりも安い金額で耐震補強ができるようになるので、おすすめです。
保証について
リノベーション後の保証がどうなっているのかについて、詳しく知っておくと安心です。ほとんどの会社は保証証を発行します。内装なら1年、配管は2年といった具合に、部位によって保証期間が異なってきます。もし期間中に不具合が発生した場合は、新しいものと無料で交換してもらうことができるのです。保証制度を設けているかどうかは、必ず仕事を発注する前に確認しておきましょう。
万が一「うちは保証制度がありませんので」と言ってくる会社があったら、かなり危険だと思って間違いありません。アフターケアーが行き届いている別のところに依頼しましょう。なお利用者に過失によって破損した場合は、保証外となります。契約書に全て記載されておりますので、じっくりと読み込み何が保証の対象で、何がそうでないのかを頭に入れておきましょう。
デザイン性
出典:http://www.oshare-hyosatsu.com/
「機能面だけでなくデザインにおいても優れたものにしたい」と、思う人はいるでしょう。もちろん希望に応えるデザインを提供してもらえる会社はたくさんあります。漠然とではなく具体的に「どういったデザインを求めているのか?」を紙に書き出しましょう。それができれば言葉や視覚情報で相手に伝えやすくなりますし、こちらが思い描いていることと、相手が考えることのズレが起こりづらくなります。
リノベーション会社のサイトを見ると、デザインの実例集というものがありますので、そこから自分が発注したいと思っているものを選ぶというのも、ひとつのやり方と言えます。
まとめ
リノベーションへの不安は取り除けたでしょうか?こういったことは積もっていくと大きなストレスになりますので、ひとつひとつを早めに解決しておいた方がいいでしょう。一昔前よりもリノベーションが盛んになってきているため、色々とフォローする手段も増えてまいりました。きちんと納得できた上で、業者へ発注するようにしましょう。