今、密かにブームとなりつつある北欧風建築。主張しすぎることのない上品なデザインは、人の心を落ち着かせる効果あるだけでなく、かわいさも兼ね備えています。今回は北欧風のリノベーションをすることによりどの様な素晴らしさを体感できるかについて解説してまいります。
北欧風外観の戸建て
ベースとなっている外壁の色は、落ち着いたホワイトです。シャレた赤枠の窓が全体を引き締める役割を果たしています。駐車場部分の枠も窓枠と同じ赤色。忘れてはいけないのがウッドデッキです。べランダ上部にある柵の間から見えるホワイトとレッドというのが一際、乙です。こういった趣のある家屋を見るだけで、どこかほっとできるので、家にお客さんを招くということも積極的にできるでしょう。
女性向け北欧風デザイナーズアパート
「住む場所はスタイリッシュで自分の美意識にピッタリと遭うところがいい」と考える女性におすすめなのが北欧風のデザイナーズアパートです。
まるでヨーロッパに引越ししたかのような錯覚を引き起こすような、シャレた外観となっています。1階外観は褐色のレンガでシックにまとめて、2階は優しいホワイトにするというコントラスト。晴天時にはスカイブルーとベストマッチな色合いと言っても過言ではないでしょう。
鬱陶しい天候の時でも、さわやかな白色の壁を見るだけで、気分が晴れるはず。夜になると街灯に照らされることで、また違った趣を生み出します。このように様々なシチュエーションによって、楽しみ方が変わるというのがポイント。こういった家屋には美しい花が似合います。季節によって咲き誇るバラをはじめとした様々な植物は、見るものをうっとりさせます。外装だけではありません。
ドアを開けて中へ入れば、ホワイトと薄いブルーの壁が現れます。白を貴重とした内装は、仕事などで疲れた神経を癒してくれることでしょう。ロフトに続くはしごも真っ白。統一感のある色彩は「ずっとここに住んでみたい」と強く思わせる力があります。
北欧風の玄関
家の中で玄関の占めるウエイトは、かなり大きいと言えます。どれだけ外装や内装に凝っていたとしても、もし玄関がミスマッチなデザインになっていたりしたら、それだけで印象はがた落ちです。人が出入りする玄関のデザインにこそ徹底的にこだわるべきです。
その点で言うと、北欧風の玄関はかなりおすすめ！ステンドグラスを巧みに使用することで、中世のような雰囲気をかもし出すことに成功しています。あえて年季の入った木材を材料に使うことによって、絶妙な質感を出しています。白色の壁に囲まれたブラウンのドアは見る人に「きっと家の中がとても素敵な空間になっているんだろうな♪」といった想像を膨らませることでしょう。
家というのは人が住む目的で作られているのですが、住むことさえできればいいのかと言うと、それはまた別の話です。当然ながら玄関は毎日、目にする場所です。人間は視界に入ったものの影響を受けます。だからこそ毎日触れたり見たりするものは、自分の心を落ち着かせるものであった方がいいのです。そこへ帰ってきてドアノブを握ると、心底ほっとできるようなスイッチが入るようになれば最高です。家というのは家族のように温かく自分を迎えてくれる場所であるべきです。
北欧風の住宅がおすすめの理由
家を選ぶ際に北欧風のものがなぜ良いのか、その理由を具体的に挙げていきます。北欧の国と言うのは日本と比較して「寒暖の差がとても大きい」という特徴があります。想像するのが難しいと思いますが、極寒の土地ではマイナス30度を下回ることも珍しくありません。
反対に夏は30度近くの気温になることも。実に60度以上の気温差が1年の間であるわけです。北欧風の家というのは、こういった過酷な気候の中でも耐え抜くことができるものなのです。結果的に断熱性が高くなりますがら、冬場の過ごしやすさはかなりものでしょう。費用がかかるものの3層サッシを使用することで、かなりの温暖効果が期待できます。
もちろん夏は反対に涼しく過ごすことができます。日本よりも日照時間が短い北欧は、日光をできるだけ短時間の間にたくさん集めなければいけません。そのため窓が比較的大きくなっています。北欧風の住まいというのは、日本の風景に溶け込みやすく、親和性が高いのです。
デザインはシンプルなものが多く、過剰な主張はしないといった上品さがあります。素朴さを持ち合わせていながら強い軸を持っているというのは、日本人の国民性にも通じそうです。
まとめ
北欧風家屋にリノベーションすることによって、魅力溢れる家を手に入れることができるとわかってもらえたのではないでしょうか。中古住宅にお住まいでどの様に改築を行おうか考えている人は、北欧風に変えてみるのもひとつのやり方です。
また念願の一戸建てを購入する場合は、いずれ北欧風にアレンジしてみるという選択肢を持っておきましょう。品格のある趣が持ち味の北欧風の家は、日本の住宅街に無理なく溶け込むことでしょう。ぜひこの機会に北欧風リノベーションにチャレンジしてみましょう。
