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元々は学校だった建物や倉庫をリノベーションして新しく蘇らせるという事業が広まっています。見た目はボロボロの建物でも、柱や地盤がしっかりしていればリノベーションで生まれ変わることは可能です。また古い建物ならではの歴史や味わいを残しながら、アレンジしてリノベーションをすることで他にはない魅力的な建物へと変身します。古民家カフェなどで一時話題となった廃屋リノベーションは、様々な形で発展しています。今回はそんな廃校や元倉庫を活用した廃屋リノベーションの事例を紹介していきます。
●会津ジイゴ坂学舎
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少子化に伴い、閉校する小学校や中学校は増えています。そんな中、ただそのまま廃校として置いておくのは勿体無いということで、カフェやギャラリーとして再利用する廃校は増えています。福島県南会津郡にある旧落合分校は、2014年にリノベーションされました。木造の校舎の面影を残し、カフェ・ギャラリースペース『会津ジイゴ坂学舎』として新たに生まれ変わっています。この校舎では、シアターを設けて、会津をテーマにした映画を上映したり、また地元食材・地元アーティスト作品を販売するといったマルシェが開催されています。会津の魅力を発信するスポットとして人気を集め、リノベーションに成功しました。
●IID世田谷ものづくり学校
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「IID世田谷ものづくり学校」は、2004年に廃校になってしまった東京都世田谷区旧池尻中学校を再利用して作られました。この施設は、クリエイター向けのワークショップ・サポートを行う産業振興の施設として活用されています。学校の教室は製造やデザインを始めとして、企画や製品プロデュースといった様々な分野のクリエイター・デザイナーに対し仕事場として開放されています。運営している会社も、彼らに向けた創業支援のプログラム等を組み込んでおり、専用のオフィス提供、育成サポートを実施しています。クリエイター向けのスペースとしてリノベーションし、広い教室をうまく活用しています。
●元倉庫を活用したホステルNui.
東京都台東区にあるホステルのNui.は、元は玩具店の倉庫でした。倉庫をリノベーションしておしゃれでモダンなゲストハウスに改修し、話題となっています。6階建ての建物で、1階の部分は宿泊客以外でも利用できるバースペースにリノベーションされています。1階のバースペースは昼間はカフェとして利用することが出来、広々とした開放的なスペースや木の温もりが溢れている雑貨などが人気です。
●海沿いの倉庫をリノベーション！ONOMICHI U2
ONOMICHI U2は、広島県尾道市にある倉庫をリノベーションしたホテルです。このホテルは自転車やロードバイクをそのままホテル内に持ち込むことが出来るようになっています。しまなみ海道が人気の尾道市ならではのサービスで、サイクリストに人気のおしゃれリノベーションホテルとして注目されています。
客室の他には、レストランやバー、カフェなども併設されています。ベーカリーも人気で、焼きたてのパンを楽しみにこのリノベーションホテルに滞在する方も少なくありません。レンタサイクルなども行っているので、クロスバイクを持っていない方でもアクティビティを楽しめるようになっています。
●専修学校×リノベーション＝HOTEL ANTEROOM KYOTO
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HOTEL ANTEROOM KYOTOは京都駅南側に位置しているホテルで、専修学校をリノベーションして作られました。「京都の今を表現するアート＆カルチャーが集まる場所」「変化を楽しむ新しいスタイルのホテル」をコンセプトに、様々なデザインのコンセプトルームを提供しています。シンプルでありながらそれぞれの客室が洗練されたデザインとなっているのも大きな特徴です。
ギャラリーも併設しているので、このホテルに滞在するだけでアートな時間を楽しむことが出来るようになっています。またこのホテルはイベントが定期的に行われており、ライブラリーやラウンジなどのスペースも設置されています。アートとカルチャーが出会う、宿泊者同士のコミュニケーションも重要視したホテルです。
●リノベーションを活かす建物たち
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廃校や倉庫はリノベーションがしやすく、またアレンジの幅が利きやすいのでホテルやギャラリー、カフェとして再利用している場合が多いです。倉庫ならではのアメリカンな床や、モダンな空間はホテルやバーとして再利用しやすく、観光目当てよりもホテル目当てに滞在する人が多いのも特徴です。廃校は広々としたスペースがポイントで、大きな教室がいくつもあるからこそ、クリエイターの活躍できる場として再利用されています。それぞれの元の建物の持ち味を活かすことで、「リノベーションに繋がりますから、建物の特色を活かしてマルチな機能をもつリノベーション物件として利用していくのがおすすめです。
