形状や建物が奇妙で、面白みがある建物というのは、人の目を惹きつけます。今回は、そんな人の目を惹きつけて止まない建物をアメリカという地域に狙いを絞ってご紹介致します。

アメリカカンザスシティの公共図書館Kansas City Public Library

出典:http://propertiniaga.blogspot.jp

最初にご紹介するのはカンザスにある公共図書館です。世界の建物で有名なものは何?と尋ねられたら、この建築物の名前を挙げる人は少なくありません。中身の詰まった分厚い本が並んでいるのを見ると、読書好きの人からすれば、読みたくてウズウズしてしまいことでしょう。まるで自分自身の体が小さくなり『本の国』に迷い込んだと錯覚させられるアメリカの公共図書館は、生きている間に最低一度は訪れてみたい場所と言えます。

アメリカWonderworks -Tennessee

出典:https://www.expedia.co.jp/Wonderworks-Orlando.d6069351.Place-To-Visit

続いてご紹介するのもアメリカの建築物です。変わった建物の代表格。『WONDERWORKS』の文字が逆さまになっているのを見てもわかるように、異世界から切り取られた建築物が落下してきて、そのままになったような印象を与えます。通常が地面であるべき場所の方が、空の近くにあるという発想はかなり斬新。一度見れば脳裏に刻まれ、一生忘れないようにさせる確かなインパクトがあります。天と地が逆転した世界観はかなりぶっ飛んでおり、これまでに数々のファンを獲得してまいりました。

アメリカネバダThe Cleveland Clinicクリーブランドクリニック

出典:http://www.nk-happy.com/

こちらはモダニスト建築家であるフランク・ゲーリーの作品です。奇抜な外観の家を作らせると、この男の右に出る人はいないかもしれないというほど、こちらの世界では有名。これまでに建築家のノーベル賞とも呼ばれるプリツカー賞など、数々の賞を総なめにしてきました。天才の名前を欲しいままにしてきた彼自身は、芸術家然としており、かなりエキセントリックな人物でもあります。まずフランク・ゲーリーの名前で検索すると、中指を立てた彼の写真が現れます。「世に出ているほとんどの建築物には糞同然である!」といったようなことを、平然と言い放ちます。ロックンローラーのような、反逆精神を持ちながら、これまでにたくさんの建物を創造してまいりました。彼が世の中に送り出した作品で、最も有名な作品はチェコにあるダンシングハウスでしょう。しかしネバダにあるクリーブランドクリニックだって負けず劣らずハイクオリティな作品です。彼の代名詞とも言える『曲線』で人の心を揺さぶる世界をぜひ生で体感してみてください。

アメリカペンシルベニア州Haines Shoe Houseヘインズ靴

出典:http://dizainall.com/ja/doma/15-craziest-houses-which-ordinary-people-live.html

靴をモチーフにして作られた建築物です。この建物の前に立って撮影している人の写真を見てもわかるのですが、壮大なスケールを誇ります。真ん中が入り口になっていて、左側には4つの窓、右側に窓ひとつ。白を基調とした建物はエキセントリックな外観ながら、爽やかさを醸し出しています。特に晴天の際に見ることができるスカイブルーとの組み合わせは絶品。足を運ぶなら天気の良い日を選んで行くといいでしょう。周囲にあるたくさんの緑と調和が見られ、訪れた人の心を和ましてくれます。

シアトル中央図書館

出典:https://www.junglecity.com/enjoy/enjoy-sightseeing-spot/seattle-central-library/

2004年に作られて以来、たくさんの読書好きに愛されてきたこちらの建物は、入り口によってたどり着く階数は異なります。西から入ったとすれば1Fへ東からなら3Fというように、複雑怪奇なところも楽しみどころ。初めて訪れた人は迷うこと必至ですが、あえてそれを楽しみに来る人もいるように、エンタメ要素が溢れた場所になっております。アメリカ中から多くの本好きが集まるシアトル中央図書館は、外見だけでなく内部も充実しております。カフェや講堂なども設置されているため、読書以外の楽しみ方ができるのです。本を読むのに集中しすぎて「少しリラックスしてみたい」と思ったときには、カフェで一息つくのもいいでしょう。最上階の10階まで人を惹きつける要素が目白押し。子供も楽しめる階層もありますので、親子で訪れて奇妙な建物の中で、知的な喜びに触れるのもいいでしょう。嬉しいことにアクセスはかなり便利。まずはその奇抜な外観をたっぷりと味わったあとは、中に入って楽しみましょう。何重にも楽しむことのできる味わい深い図書館です。

紅茶ポッドガスステーション

出典:http://ailovei.com/?p=33008&page=2

説明不要のわかりやすい外観が特徴の建物は、どこかかわいらしく不思議の国に迷い込んだ錯覚に捉われます。きのこの頭を連想させる屋根の部分だって、とってもキュート。自然の中に佇んでいるその姿は、訪れた人をどこかほっとさせてくれます。

まとめ

6つの建物を紹介してまいりました。各々違った魅力を持っておりますので、奇妙な建物が大好きでたまらないという人は、ひとつひとつ巡ってみるのもいいかもしれません。きっと大きな刺激をプレゼントしてくれるはずです。