外観は満足度に大きく影響する!?

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住宅を探している人が入居を決定する要素の一つに、外観があります。物件を見に行くと部屋ではなく、まずアパートやマンションの外観が目に飛び込んできます。外観はその物件の第一印象ですので、安全面や住み心地といった住居者への満足度に影響していきます。今回は、外観が満足度に影響することについて紹介していきます。

入居者が気にするポイント

入居者がこの住居に住みたいと思う、外観上の決め手になる重要ポイントについて紹介します。そのポイントは、基礎部分、外装、屋根、エントランスや外溝、バルコニーやベランダの5つです。

基礎部分

基礎部分とは、マンションやアパートを支える構造物のことです。日本は地震大国ということもあって、簡単に壊れてしまいそうな家に住もうとする人はなかなかいません。そのため入居者は、そういった基礎部分の亀裂や沈み、歪みなどをチェックします。特に沈下している物件は地盤が弱いところに作られている恐れがあり、入居したいと考える人が少ない傾向にあります。この基礎部分は、建物を造った後にやり直したり、手直ししたりするのが非常に難しい部分です。マンションなどの大きな物件を建てる場合は、この基礎部分を入念に造っておくのが大切です。中古マンションなどを購入する場合は、耐用年数の問題なども出てきますので、基礎の確認は重要です。

外装

外装は、外観の印象を決定付けるといっても過言ではないほど、見た目に大きな違いがでる部分です。外装は、窯業系や金属系、木質系サイディングやタイル、塗り壁などの「外壁材」と呼ばれる素材が使われています。外壁材は素材によって様々な特徴があって、それがそれぞれにメリットやデメリットにつながっていきます。基本的にどの外壁材でも劣化することがあります。劣化の種類は、ひび割れや剥離、サビ、チョーキングなどがあります。劣化したものを放置しておくと、例えばヒビ割れの部分に雨風が当たることでさらに劣化が進行します。劣化は外観にもわかりやすく反映されるので、定期的なメンテナンスをすることが大切です。特にヒビ割れは直すことができる場合もあるので、気づいた段階で手を打つようにしましょう。以前に外壁材の選び方のコツについて紹介しているので、一度確認してみてください。

外壁の失敗例から学ぶ、外壁材の選び方のコツ

家をつくるときに、外から見た家の外観を決定付ける外壁材について考えることは、大きな迷う点のひとつでもあります。外壁材は、最初は綺麗でも住み続けていくと雨や風などの風化などによって劣化して見た目が汚くなることもよくあります。

外壁材の選び方のコツ

屋根

屋根は基本的に見えないからいいんじゃないの?と思っている方も多いのではないでしょうか。遠く離れたところから見ると簡単に屋根を見ることができ、屋根の汚れは非常に目立ちます。そんな汚いマンションやアパートが自分の住んでいるところと思うと誰も住みたいとは思わないです。屋根は見えない部分ではありますが、雨や風、太陽の光などの外部からのダメージを受けます。そんな屋根はサビや塗装の剥がれといった汚れが目立ちやすいです。またそういった劣化を放置しておくと雨漏りする原因にもなりかねません。屋根のメンテナンスをする際は外部からのダメージにも強くなるようにすることが大切です。

エントランスや外溝

エントランスや外溝は、そのマンションやアパートの顔となる部分です。特にエントランスに関しては、最近では、多くのマンションで防犯などの目的で立派なものが付いているケースも増えています。またエントランスは、外出するときに、ほぼ毎回通ることになるため、ここが汚いと住む気も失せてしまいます。そのため、エントランスは普段から清潔に保たれるようにしましょう。そうすることで、入居者には、安全性が高く、細かい管理の行き届いている住居であるとイメージ付けることができます。また外溝も亀裂が入っていると倒壊の恐れを抱かすことにもなりかねないので、細かいケアを行いましょう。

バルコニーやベランダ

最後にバルコニーやベランダに関して、実は、バルコニーやベランダの部分は入居者の専有部分であると考えている方が多いと思います。しかし、実はこのスペースは、共有部分です。特にマンションでは、火事や地震などの災害があり、出入り口となる部屋の扉から外に出られなくなった場合、バルコニーやベランダにある隣の部屋との区切りを突き破って隣の部屋に行くことができるようになっていますよね。そういったように、実は共有部分として扱われます。そんな場所で特に気をつけたいのはサビや腐食です、汚れを気にすることももちろん大事ですが、サビや腐食があると、倒壊して転落といった危険性も出てくるので、サビを見つけた時点で錆止めや塗装をすることが大切です。

まとめ

今回は入居者が見る細かなポイントについて紹介しました。これらの見た目に関する要素がいまだに満足度に繋がるのか疑問に思っている方もいるかもしれませんが、見た目が良いということはつまり、無意識のうちに安心感につながるのです。サビがないし倒壊の恐れがないとか、住んでいる時の不安が軽減されます。 もちろん、デザイン性のうえで見た目が良いというのも重要で、以前に紹介した記事のように和モダン風の見た目だと、住んでいることがオシャレといった意識を抱かせてくれます。つまり住居の見た目もステータスになります。見た目をよくすることこそが、実は資産価値を高く維持し続けるポイントです。見た目の良い和モダンの例をお探しの方は『家の外観を和風に!今人気の和風&和モダン建築/建築デザイン事例集』の記事を読まれると良いかと思われます。写真付きでわかりやすく説明していますので、参考になること間違い無しです!

進歩する日本家屋「和モダン」

どうも和モダンという言葉を「日本らしさと欧米スタイルの融合した雰囲気」と受け取っている人が多いようですが、モダンとは「現代的」という意味の言葉です。古来より日本は、他国のいいところを吸収し、取り込み、日本の伝統として昇華してきた歴史を持ちます。日本家屋もそのようにして進歩し、それが形をなしていっているところなのでしょう。つまり和風&和モダン建築とは、欧米スタイルの良さを取り込んだ、今風の日本家屋ということです。

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