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昔から、家を支える大黒柱とともに大切なのが、天井に張り巡らされた梁になります。マンションや一軒家であっても、造りによっては梁が隠されて見えないことがあります。昔ながらの日本家屋でなければ、この頃ではなかなかお目にかかる機会が少なくなってきたかもしれません。しかし最近では、あえてその梁を魅せようとしている方々が増えてきています。「梁見せ天井」などと呼ばれて、人気が高まっているのです。既存のものを取り除かずにあえて活かすことで、無駄がなく開放感のあるおしゃれな空間づくりができます。スマートなリノベーションは梁の魅せ方にあり!さあ、梁見せ天井にいますぐ挑戦してみましょう。

思い出が見えるナチュラル志向の天井

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ナチュラル志向の方には、家庭菜園やオーガニックハーブが似合うボタニカルな梁はいかがでしょうか。木の素材がそのまま活かせられているので、天井からドライフラワーやポプラを吊せられます。また華美な照明よりも、裸電球一つだけ吊るされた照明の方が、かえってお洒落に感じられるのは、飾らない自然の美しさかがそこにあるからかもしれません。田舎では軒先に干し芋が干されていたり、干し柿が干されていたりしますが、このように室内で吊るされていてもデザイン性が出てきます。ガーデンチックな玄関な演出とともに、花の香りも同時に楽しむことができますね。たとえば、築70年という歴史の刻まれた家をリノベーションするとしたら、そこに隠れている思い出をどう扱うかが問題になります。梁を残すことで、見上げる天井に過ごした日々が映り込むのではないでしょうか。

ネコも大好きな梁の道

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背後から誰かの視線を感じると思うと、そこにはいつもネコがいます。こっそり物陰から覗いていることもありますね。しかもネコは、安全である高いところから人間を観察するのが大好きなのです。そんなネコにも嬉しいリノベーションが、梁に沿って造られたキャットウォークになります(画像の右側にあるのがそれです)。リビングの壁にはキャットウォークへと続く階段がついています。写真立てや小物を飾りたくなるようなデザインですが、ネコの通り道なので落とされてしまうでしょう。ネコは運動不足になると、ストレスを感じて体調を崩してしまいます。運動不足解消には、キャットタワーのような上下運動ができる場所があることが理想なのです。ネコの健康も考えた技ありのリノベーションです。ネコが過ごしやすい部屋は人間も過ごしやすいをモットーに、家族との絆が深まる空間になっています。

ホタルが住む家。梁に仕込んだ間接照明

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梁の隙間から差し込む光はまるでホタルのように淡いものです。昼間は明るい陽光が差し込み、夜は淡い「ホタルの光」でキッチンが輝きます。そんな隠れホタルの間接照明が他にもあり、また廊下や玄関正面には、光を取り込める小窓が設置されています。光が溢れてくる素敵な家となっています。お料理教室が開けそうな広いキッチンとリビングは、母親と子どもとの大切なコミュニケーションの場になります。父親はその横で黙ってテレビを観ているけれど、家族の会話には耳を傾けていることでしょう。都会でホタルを実際に見かけることは少なくなったけれど、親から子どもにホタルを教えることはできます。そんなファミリー愛のあるリビングだと、子どもの将来が楽しみになります。

むしろ梁なしもあり?ジャンプしたくなる開放感を味わう!

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梁以外にも照明を使った天井の魅せ方もあります。この家は、梁をとって天井にダウンライトを埋め込んでみたケースです。天井リノベーションを行うと、さらに部屋の空間が縦へと広がります。部屋に広いとゆとりが生まれ、心のゆとりへとつながります。天井リノベーションは大胆な手法になります。天井に張り巡らされている梁や板といった部分を、根こそぎ取ってしまうからです。そのため、流行りのDIYで行うと張り巡らされた配線を傷つける恐れがあったりします。業者に頼むのがベストですが、十分に家の構造を理解して行うと、意外にセルフで工事が行えてしまうのは、あまり知られていません。照明はダウンライトや、レールで場所を動かせられるスポットライトといった間接照明にすると、また違った雰囲気がでてきます。壁に薄型のプラズマテレビを吊るしたり、ポップアートを飾ったりしてスポットライトを当てると、まるでシアターやミュージアムかのようなエンターテイメントな空間が演習できます。天井が高くなければできないことなので、思い切って天井リノベーションをしてみるのも、刺激があるかもしれません。

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南プロヴァンスを演出するなら梁しかない

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フランスといえば、人との距離が近くて隙間なく並ぶアパルトメントです。そこに「恋の街」を感じます。南フランスの伝統的な風景の、どこまでも続くラベンダー畑のように、太陽の光と南風が吹き抜ける開放感に、地中海を感じます。二階を大胆にもリノベーションすると、プロヴァンス風のリビングが出来上がりました。決め手はやっぱり梁を演出することにあります。梁は建築の構造上必要なものと、飾りとして見せる梁と両方があります。天井裏に隠れた梁を活かそうとすると、人目に晒されることがないため見栄えの悪いものがあったりします。だけど見せ梁をあとからつけると、ペンションのロッジのような装いに早変わりです。一般的にキッチンといえば一階にあるのが一般的ですが、二階にあるキッチンっておしゃれ上級者ですね。女子会、ママ会、家族ぐるみでのパーティーと、まさにパーティー好きなフランス人と同じ感覚になります。これなら毎日ソワレし放題です。楽しすぎて夜更けまで騒いでしまいそうです。

いつも支えてくれる梁のありがたさ

天井は普段気にならないからこそ、気をつけなければいけません。初めての来訪先にうかがうと、何気なく視線って上に向いてしまいますね。生活していると気づかないけれど、初めてのお客様は相手のお宅に興味があるから、隅々まで見渡してしまうものです。天井は照明以外にも、見せ梁でリノベーションができます。ソファで寝転んだときにおしゃれな天井だと、思わず口元がほころんでしまいます。大人のこだわりとして、梁見せ天井を楽しみませんか?リノベーションすることで、いつも家を支えてくれる柱や梁にも、感謝の気持ちが湧いてくることでしょう。そんな温かみのある空間で生活したいですね。